小林亜星さんが逝去されました。
偉大な作曲家の方でしたね。
実はボクが高校生のとき、これから作曲を始めてみようと思ったときに買った本が、小林亜星さんの『やさしい作曲のしかた 初心者のために』という書籍でした。
理屈っぽいことはあまり書いておらず、「いい歌は長く歌い継がれるべきだ」とか、どちらかというと作曲家になるための「心構え」を説く本だったような記憶があります。
その頃(80年代初頭)はちょうどバブルが到来するかしないかという時期で、巷にはアレンジが派手なだけでメロディがしっかり作り込まれていない曲がチャートを賑わし始めた頃であり、亜星さんはそういう流行りへの警鐘を鳴らしていたのかもしれません。
しかしその後、80年代には数々の名曲が生まれます。
「売れ線」と呼ばれたチープな曲と優れた名曲が同居する、不思議な時代でしたね。
小林亜星さんの訃報を聞き、そんなことを思い出した今日この頃です。
亜星さん、心よりご冥福をお祈りいたします。
合掌。
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