ボクはUTAUを出来る限り人間のヴォーカリストに近づけるアプローチをしていますが、YouTubeやニコ動で多く目にするボカロ-PやUTAU-Pの皆さんは「人間ではできないような歌い方」とか「あえて無機質さを前面に押し出した」表現をしていますね。また、そういう動画の方が人気があるように思います。
おそらく、作り手も聞き手も「まずボカロ/UTAUありき」で臨むとそうなるのでしょうね。ボクの場合は、まず自分の楽曲を発表するというのが目的で、ヴォーカルは人間であってもなくてもどちらでもいいのです。
バンド活動においては「edingWiLL」というユニットで何人かの女性にヴォーカルをやっていただいていますし、「えいてぃ~ず」ではUTAUだというだけのことなんですね。
自分の楽曲を形にするためにご協力いただいているヴォーカリストの方々の中に暗鳴ニュイさんや闇音レンリさんがいる、という感じですね。
ボカロやUTAUをひとつの「ジャンル」として捉えると、かえってボクのようなスタンスの方が邪道なのかもしれません。「人間でもいいんなら人間に歌ってもらえばいいじゃん」という声が聞こえてきそうです。
でも人間って、いい意味でも悪い意味でもこちらの思い通りにならないんですよね。UTAUにはおおよそこちらのイメージ通りに歌ってもらえるメリットがあります。(自分で打ち込んでいるんだから当たり前ですが...)
他人と一緒に音楽を作っていると、思い通りにならない反面、こちらの想定以上のアウトプットを出していただけることもあるので面白さはあります。一人でやっていると、想定通りの仕上がりになりますが、それ以上には絶対ならないですよね。
ボクの場合は両方やらせてもらっているので、それぞれで出来ることを楽しんでいます。(今はコロナ禍でバンド活動はできていませんが...)
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