昨年9月に買った2TBの外付けハードディスクが、突然アクセスできなくなりました。
DTMや動画作成ソフトなどで作ったファイルなどを格納しており、すでに作ってアップした作品のファイルなので今すぐ必要になるわけではありませんが、なくなってしまうと困るものではあったので、サルベージの業者さんにデータ復旧のお願いをしたところ、とんでもないことがわかりました。
このハードディスク、Amazonで買った中国製のノーブランドのもの(8,300円)でしたが、サルベージ業者さんの解析の結果、なんと実質容量は2TBではなく200GBで、システム領域を書き換えて空き容量を2TBに見せかけていただけとのことでした。で、格納データが200GBを超えようとしたところでアクセスできなくなった、というわけです。
こわいですねぇ、おそろしいですねぇ、完全なサギですよね。
Amazon見てみると、まだこれと同じと思われる商品売っていますので、みなさん、気をつけてください。
業者さんの話では、復旧にはかなりのテクが必要になり、費用は15万円とのこと。
まあ出せない金額ではありませんが、復旧対象のデータの価値とそのコストとのバランスを考えると何ともはや、という感じなので、今回はあきらめることにしました。
それで仕方なく新しいハードディスクを買ったのですが、もう二度とノーブランドは買わない!とカタく心に誓い、今回はバッファローにしました。
ところが、ここでも問題発生!
ハードディスクなんて繋げば使えると思っていましたが、使える状態になるまでえらく時間がかかってしまいました...
私は自宅ではMac使いなので、現在メインで使用しているMacbook Proにこのハードディスクを繋いで立ち上げてみたら、デフォルトのファイルシステムはNTFS(Windowsのファイルシステム)、この場合Macでは読み出ししかできない(書き込みはできない)ので、ディスクユーティリティーで消去(フォーマット)しました。
するとエラー表示と共にいきなりディスクがアンマウントされ、それ以降一切マウントできなくなったのです。
FirstAidしてもダメ、ネット上でいっぱい情報あったのでそれらを全部やってみましたがダメ、どうやってもマウントできません。
それでも頼みの綱はWeb上の情報なので、エラーコードを元にしつこく検索を続けていたら...
「なんか、macOS 10.15 Catalinaにアップグレードした後に、同じことが起きている人がいるみたいですが…」というコメントが...
私が現在使用しているMacのOSはこのCatalinaです。
この記事の詳細はよくわかりませんが、私はもう1台古いMacbook Pro(OSはHigh Sierra)を持っているのでそちらに繋いでみたら...
なんとマウントも消去(フォーマット)もできました!
で、そうして今度はCatalina機に繋いだら、もちろんちゃんと認識して使えるようになりました。Big Surだけでなく、Catalineにもいろいろ問題がありそうです...
と、今回のハードディスク騒動の顛末でした。
バッファローのハードディスクなんてかなりスタンダードな代物ですが、Macだとこんなことがあるんですねぇ。
まあ今回は本当にいろいろ勉強になりました!